東京の肖像

デザイナーの岡本です。5月末にイギリスから日本へ帰ってきました。今年の夏は日本で過ごす予定です。
イギリスの夏は本当に短いので (暑いと感じるのは3週間くらい?)東京の厳しい暑さの夏でさえも楽しみだったりします。

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帰国してから数日は東京の生活に心と身体を慣らすためと、日本や東京の今を観察したくて街を散策してみました。海外から帰国した瞬間というのは日本の個性がはっきりと見えて面白いです。

街を歩いていて一番に感じたのは “不安”。
その“不安” は平和のゆらぎに起因していると思いますが、その “不安” をぼやかす為の“詩的な表現”も多くなっているように感じました。そもそも日本人は詩的な表現が得意ですよね。イギリスで略歴を英語で書く授業の時にも「日本人は略歴を書くときにさえポエティックになる傾向があるから気をつけてね。」と先生からアドバイスされたこともありました。有名なのかな?笑。
物事の起点ではとてもリアリストなのに、結果は夢見がちで抽象的になるのが日本人です。

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平和というのは日本人にとって当たり前の存在ですが、もしこれから数年の間に大きな変化を受け入れなければならないとすれば、その変化が起きる前の東京の雰囲気を写真に収めておきたいなと思っています。今SIRI SIRIの新しいブランドビジュアルを考え中なのですが、それを反映してみたいですね。変化を起こす時に人間には勇気と覚悟が必要で、その瞬間はきっと魅力的に違いないからです。

SIRI SIRIのデザインの一部はこのようなプロセスを歩みます。
世の中の状況や問題を知り、それを抽象的な物で表現し、解決する。最後の “解決する”という部分がポイントで、デザイナーは問題を翻訳し解決するのが仕事です。だからとてもポジティブでクリーンな物を生み出します。きっと今迄のSIRI SIRIはそのようなイメージだったでしょう。ただ、最近は解決するまで至らない、もっとダイレクトに問題を提起する表現にも興味がありますね。これはアートに近いものですが、一度チャレンジし
たい領域です。なぜその考えに至ったかは、このブログで書ききれないので、どこかで私に会った時に尋ねてみて下さい。

ジュエリーと建築 — 設計者としてのデザイナー、制作者としての職人—

素材への旅/第三回 木 (江戸指物) について

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