オックスフォードより

こんにちは、デザイナーの岡本です。
9月よりイギリスのオックスフォードに滞在しています。この数年間はヨーロッパの美大の大学院に行こうと思っていまして、その準備ができる学校がオックスフォードにあったので、ここへに来る事になりました。

日々の生活は、かなりの頻度で小論文を書く練習をしなければいけないので、仕事との両立も含め人生で最も遊ぶ暇のない時間を送っています。
ただ、こう自分の思考に100%フォーカスする時期というのもなかったので、とても新鮮な気持ちでもありますし、ガリガリ机に向かうのもオックスフォードらしいなと思うので、”それっぽさ”も楽しんでいます。

この前までいたブライトンはリラックスした雰囲気と音楽があり、どれだけリベラルで自由な発想を持って人生を楽しんでいるかが問われていたので、ある意味イギリスの特徴的な二つの側面を体験できているのかもしれません。

 

1アートとクラフトとテクノロジーの違いについて自分の意見を言う授業。私のテーマでもある。

 

オックスフォードの街はいわゆる伝統的なイギリスのイメージそのままで、セピア色に変化した壁やレンガからなる厳かな建物と緑の芝生が整然と並んでいます。もちろん、そのほとんどの建物はオックスフォード大学のものですが、あまりにも完璧な美しさで並んでいるので、その裏側に何か秘密があるのではないかという気持ちにさせられます。頻繁に「Private area」という看板を建物内で見かけるのですが、妙にそそられます。23
ファッションやデザインやアートも抜け目無くきちんとしていて優等生っぽいです。でも基本がイギリスの伝統的な趣向に沿ったものなので、それはそれで一周してすごく個性的に見えます。
今はどこの国の都市に行ってもファストファッションのお店で同じ服を買えてしまうので、例えそつなくオシャレに見えても没個性的です。
オックスフォードのイギリス人達は、男性も女性もシャツにツイードのジャケットを万年着ている雰囲気です。( 良い意味で!)しっかりした生地で仕立てられたボックス型の膝丈スカートを履いている女性が本を腕に抱えて歩いているのを見かけた時には、ひとり感動しました。何だか全員アニーホールに出て来そうだなと。

まだ時間がなくて街をまともに散策できでいないのですが、いくつか面白そうな場所も見つけています。
今一番に気になっているのが、毎日学校へ行く時にバスから見える少しモダンにデザインし直されたモスクのような建物です。調べてみたら、The Oxford Centre for Islamic Studies というやはりオックスフォード大学の一部でした!オックスフォード大学がイスラム文化研究のための大学を作っていたのも知りませんでしたが、とにかくスケール感があり、一般的なモスクから装飾を省いたデザインが目新し過ぎて、いつか機会があれば訪れてみたいなと思っています。

あと、オックスフォード大学は備前焼の穴窯も日本の人間国宝の方や備前焼の陶芸家を招いて郊外に本気で建てたらしいです。様々な国の文化を追求・研究する資質はずっとイギリスの中に根強くあるのでしょうね。

 

 

456オックスフォードに着いて初めて訪れたのはピットリバース博物館。所蔵品は圧巻!!

 

伝統を守り、とことん本質を追求していくオックスフォード。私も滞在期間中には少なからず影響されると思います。SIRI SIRIにとってもその二つのキーワードは探ってみたい部分なので、これからのヒントが見つかれば良いなと思っています。

SIRI SIRI designer 岡本

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